2022年日本アカデミー賞・最優秀作品の本命予想は？選考方法も紹介！

日本映画界の一大イベントである日本アカデミー賞授賞式。

2022年で第45回目を迎える歴史のある祭典ですが、今年度はどの作品が最優秀賞に選出されるのか気になりますよね？

この記事では、第45回日本アカデミー賞・優秀作品賞にノミネートされた映画一覧や最優秀作品賞の予想について紹介します。

日本アカデミー賞の選考方法は？

まずはじめに、日本アカデミー賞の選考方法について紹介します。

日本アカデミー賞の選考方法は2段階に分かれています。

①と②の選考方法はこちらになります。

このように、まずは協会員の投票によって各部門の優秀賞が選定され、続いて、選出された優秀賞の中から再度投票を行なって最優秀賞を決定します。

協会員の内訳はこのようような感じです。（2021年度）

ちなみに、日本アカデミー賞の授賞式は一般の方でも参加できますが（チケットが必要）、過去に出席された方の話を聞くと式当日に最優秀作品賞の投票を行なったそうなので、作品賞の最優秀賞のみ協会員＋一般参加者ということになります。

日本アカデミー賞・観覧チケットの購入についてはこちらをご覧ください。

第45回日本アカデミー賞（2022年）優秀作品賞のノミネートは？

第45回日本アカデミー賞（2022年）の最優秀作品賞は一体どの作品が選ばれるのでしょうか？

優秀作品賞にノミネートされた作品一覧はこちら。

各作品のあらすじや受賞歴などについて紹介します。

キネマの神様

ーあらすじー
かつて映画監督を志すも夢破れ、今やギャンブルに明け暮れる借金まみれのゴウ。妻や娘にもすっかり見放されている。そんな中、幻となったゴウの初監督作品の脚本を読んだ孫の勇太は、その内容に感銘を受け、脚本賞に挑戦することを提案。ゴウは、自身の作品と向き合いながら、映画への愛を再確認していく。

孤狼の血　LEVEL2

ーあらすじー
3年前に暴力組織の抗争に巻き込まれ殺害されたマル暴の刑事・大上の後を継ぎ、広島の裏社会を治める刑事・日岡。しかし、刑務所から出所した“ある男”の登場によって、その危うい秩序が崩れていく…。やくざの抗争、警察組織の闇、マスコミによるリーク、身内に迫る魔の手、そして圧倒的“悪魔”＝上林の存在によって、日岡は絶体絶命の窮地に追い込まれる。そんな極限状態の中で、日岡が知る衝撃の事実とは！? 信じられるのは誰か！?

すばらしき世界

ーあらすじー
13年の刑期を終え、旭川刑務所から出所した元殺人犯の男性。今度こそカタギとしてまっとうに生きるとの決意を胸に上京した彼は、身元引受人となった弁護士とその妻に温かく迎えられる。

ー主な受賞歴ー
トロント国際映画祭　正式出品
シカゴ国際映画祭　観客賞　最優秀演技賞（役所広司）
シアトル国際映画祭　観客賞

ドライブ・マイ・カー

ーあらすじー
舞台俳優で演出家の男は、妻と穏やかに暮らしていた。そんなある日、思いつめた様子の妻がくも膜下出血で倒れ、帰らぬ人となる。2年後、演劇祭に参加するため広島に向かっていた彼は、寡黙な専属ドライバーの女と出会い、これまで目を向けることのなかったことに気づかされていく。

ー主な受賞歴ー
第74回カンヌ国際映画祭脚本賞
第74回カンヌ国際映画祭国際映画批評家連盟賞
第74回カンヌ国際映画祭AFCAE賞
第74回カンヌ国際映画祭エキュメニカル審査員賞

護られなかった者たちへ

ーあらすじー
東日本大震災から9年後の仙台で、被害者が全身を縛られた状態で放置されて餓死するという連続殺人事件が起きる。捜査の中で、被害者が同じ福祉保険事務所に勤務していたことを突き止めた宮城県警の刑事・笘篠は、このことを手がかりに犯人を追い詰めていく。

ー主な受賞歴ー
山路ふみ子映画功労賞

第45回日本アカデミー賞・最優秀作品賞の予想は？

それでは、第45回日本アカデミー賞の最優秀作品賞の予想を発表します。

最優秀作品賞の最有力は『ドライブ・マイ・カー』と予想します。

正直、最有力は『ドライブ・マイ・カー』と『すばらしき世界』の2強だとは思いますが、第74回カンヌ国際映画祭で多数の賞を受賞した背景が後押しし、票を集めるのでは無いでしょうか！？

『キネマの神様』も対抗と予想した理由は、松竹映画100周年を記念して制作された映画であるということと、当初主演予定だった志村けんさんを偲んでの票が集まる可能性を考えたからです。

また予想にあたって、某映画評価サイトのレビューも参考にさせていただきました。

レビュー評価を見ると最高5ポイントのうち、全ての作品が3.5ポイント以上を獲得しています。『キネマの神様』だけやや劣りますが、その他の4作品はほぼ同じ評価点を受けています。

ただ、レビュー数を見ると役所広司さん主演の『すばらしき世界』が圧倒的に多いことがわかりますね。

一般評価で言えば『すばらしき世界』が本命という意見も多いとは思いますが、”カンヌ”という強力な話題性で映画界にいい影響をもたらした『ドライブ・マイ・カー』の評価も鑑みて、最有力候補に挙げました。

まとめ

今回は2022年3月11日に開催される第45回日本アカデミー賞の最優秀作品賞の予想について紹介しました。

今年度もどの作品が最優秀作品賞を受賞してもおかしくないと思いますし、果たしてどの作品が受賞するのか今からとても楽しみです。

新型コロナウイルスの影響で映画界も大変だとは思いますが、なんとか乗り越え再び日本のエンターテイメントが輝く日が来るように願っています。

第45回日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞＆女優賞の予想もしています。あわせてお読みいただけると嬉しいです！

最後までお読みいただきありがとうございました。