台湾史上最恐のホラー映画と称された『呪詛(じゅそ)』。
日本でもNetflixで配信され、あまりの恐怖に話題となりSNSを中心に盛り上がっています。
今回は映画『呪詛』のロケ地となった撮影場所について紹介します。
映画・呪詛のロケ地は?
映画『呪詛』のロケ地について紹介します。
一部ネタバレ要素を含みますので、まだ観ていない方はご注意ください!
アードンの故郷/カルト集団村(李棟山荘)
ルオナンと恋人のアードン、友人のアーユエンと共に訪れた山奥にあるアードンの故郷(カルト集団村)のロケ地となった場所です。
この李棟山荘は、映画『呪詛』の撮影地として多く使用された場所です。
李棟山(リードンサン)は桃園市と新竹市の県境に位置する標高1914mの中級山岳で、その登山口の入り口に李棟山荘があります。
もともとは日清戦争により負傷した朱萬鶴さんが自給自足のために建てた私設の山小屋でした。
2018年に一部の建物が火事によって焼失しましたが、現在は別の方が引き継ぎ手入れを行い運営しています。
台湾では、台湾版「ハウルの動く城」とも呼ばれ、観光地として有名な場所です。
外壁は主に木材で作られた歴史のある建物で、内装に関してリノベーションされています。
李棟山荘に入るには入館料(清掃費)として20元(日本円にして約90円)が必要ですが、施設内にはその他多くのシーンで撮影された場所が存在します。
宿泊も可能で1泊800〜1200元(日本円にして約3700円から5500円)で泊まることができます。
劇中でルオナンら調査隊3名が宿泊した場所もここだと思われます!
李棟山荘には実際にヤギも飼われており、とても不気味な雰囲気を醸し出しています。
台湾でも『呪詛』はかなり話題となっており、多くのYoutuberがロケ地訪問として李棟山荘に訪れています。
https://www.youtube.com/watch?v=huBvlYquNXI
祈祷が行われていた場所もこの李棟山荘に実在するのですね!?
李棟山荘
住所:313新竹県尖石郷八鄰29号
台湾桃園国際空港から車で約2時間(約90km)
絶対に入ってはいけない地下道(光武坑道)
カルト集団が暮らす村で”絶対に入ってはいけない地下道”のロケ地となった場所です。
村の儀式によって生贄にされた少女が横たわっていた入り口は別の場所ですが、その内部にあたる地下道は光武坑道で撮影されました。
光武坑道は、1943年から1945年に日本軍が台湾占領時に建設した軍事目的のトンネルで、主に弾薬や武器の貯蔵庫として使用されておりました。
高さ2m、幅1m、全長約360mの洞窟で光はなく、内部にはコウモリなど多数の生物も生息しています。
こちらの場所は探検家の間では有名なスポットとして、YouTubeでも多数の探検動画が投稿されています。心霊スポットとしても有名だとか!?
映画同様に、実際もかなり不気味な場所ですね。
光武坑道
住所:新北市金山区民生路196号
台湾桃園国際空港から車で約1時間強(約80km)
祈祷師のいる寺院(野柳仁和宮)
6年前にカルト村で撮影された記録が残るビデオカメラと娘のドォウドォウのお祓いを行うために訪れた寺院のロケ地となった場所です。
新北市の北海岸・野柳港のすぐ側に仁和宮はあります。
仁和宮の起源は清の時代(1892年頃)に遡ります。 当時、中国本土の海岸で水害が発生した際に周倉将軍の像は海を渡って野柳海岸にたどり着きます。劉という村人がこれを拾い漂流物だと勘違いして薪にしようとしたところ、めまいがして力が入らなくなったそうです。 そして、その像は石窟に安置され祀られるようになりました。
メモ
周倉とは、『三国志演義』などに登場する架空の武将で、関羽の側近となった人物です。
しかし、あまり手入れされていない状況を村人がみて小さな寺院を建立し奉献しました。 その結果、次第に金山・万里地域の信仰の中心となっていきました。
1975年、周倉将軍の祀られた寺院は原子力発電所建設の敷地内にあったため、現在の場所に仁和宮を建設し周倉将軍像を移動させました。
野柳仁和宮
住所:新北市萬里区港東路167-10号
台湾桃園国際空港から車で約1時間(約77km)
まとめ
今回はNetflixで話題の台湾ホラー映画『呪詛』のロケ地について紹介しました。
- カルト集団村は李棟山荘
- 絶対に入ってはいけない地下道は水尾光武坑道
- 祈祷師のいる寺院は野柳仁和宮
今回紹介した3箇所のロケ地の中でも、特に李棟山荘に関しては『呪詛』ファンであれば1度は訪れてみたい場所ですね。
台湾には今回紹介した『呪詛』のロケ地以外にも多くの観光スポットがあります。ようやくコロナも落ち着き海外旅行も緩和されつつあるので、これからの時期に行ってみるのもアリですね!?
映画『呪詛』の元ネタとなった事件についても掲載しています。あわせてお読みいただけると嬉しいです!
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