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【ジェンダーレス制服】男子もスカートは穿ける?気になる情報を調査!

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ジェンダーレス制服 男子スカート

今、「ジェンダーレス制服」を採用する中学や高校が増加傾向にあります。

元々は女子生徒に対する防寒や動きやすさの目的から採用されはじめたのですが、近年では性的少数者(LGBT)の子供へのジェンダーフリーの観点からも全国の学校で採用する動きが拡大しています。

このジェンダーフリーに対する動きの特徴は、”スカート”と”スラックス”のどちらも「選択制」で選べるということで、どちらを着用するかは生徒本人の意思に委ねられるという点です。

ここでひとつ気になるのは、ジェンダーレス制服は「男子学生もスカートは穿けるのか?」ということですよね!?
ではそれについて調べてみましたのでご紹介します。

 

ジェンダーレス制服は男子学生もスカートは穿けるの?

大手学生服メーカーに問い合わせた結果

この件に関して、まずは大手学生服メーカーに問い合わせてみました。

結論から言うと、要望があれば『男子生徒のスカート着用の対応は可』との事でした!

大手学生服メーカーでは、スカートに『女性用』『男性用』と分けて商品展開はしておりませんが、男子生徒のからの要望があってもいいように小さいサイズから大きいサイズのスカートを取り揃えているとの事です。

 

ジェンダーレス制服を採用している学校について調べた結果

次に「ジェンダーレス制服」を採用している学校に関して調べてみました。

現在、全国に約1,000校ほどの学校が「ジェンダーレス制服」を採用しているといわれています。
では主に、どこの学校が採用しているのかをみていきましょう。

  • 福岡市 2019年より同市内の市立中学69校すべてが自由に選べる選択式の標準服を採用。
  • 千葉県柏市立柏の葉中学校 2018年の開校と同時に制服選択制を導入。
  • 埼玉県戸田市立戸田東中学校 2019年以降、生徒が性別に関係なく制服選択制を導入。
  • 熊本県菊池郡大津町 2020年4月以降、7校ある小学校と2校ある中学校で制服選択制を導入。

以上が、現在採用している学校になります。

その他に様々な地域の議会において「ジェンダーレス制服」採用に対する議案書が提出されていますので、今後さらに増えていくことが予想されます!

では結論として、
ジェンダーレス制服を採用している学校では『男子生徒のスカート着用は可能』です。

ただし実際のところ、男子学生がスカートを穿きたいという要望は今のところほとんど無いみたいです。

ジェンダーレス制服 海外の男子生徒のスカート事情は?

海外の「ジェンダーレス制服」関連の話しをします。

日本では、女子生徒にスラックスの着用を認める動きの理由の1つとして防寒対策といったものがありましたね。
では逆に、男子生徒が防暑対策としてスカートの着用は認められているのでしょうか?

現状は恐らく認められておらず、今後認められるのかどうかは分かりませんが、海外に面白い話がありましたので紹介します。

2017年イギリスのデヴォン州エクセターにあるISCAアカデミーに通う男子学生たちは、30度以上の猛暑が続く中、暑さに耐えかねて、半ズボンを履きたいと学校側に訴えたそうです。
しかし校則を理由に却下されたため、「女子は足を出せるのに、なぜ男子は半ズボンを履けないのか?」と学校に反論しました。
すると同校の校長が「スカートだったら履いてもよい」と言ったそうです。
その発言に対し、男子生徒たちは翌日、友人や姉妹に借りた制服のスカートを着用して登校し学校に抗議しました。
その抗議が実り、男子学生は半ズボンの着用が認められたそうです!

ジェンダーレス制服 海外の男子スカート (写真:SWNS/アフロ)

すごく微笑ましい話ですよね!?
でも、実はこの話もジェンダーレスにとても関連していると思いませんか?

ジェンダーレス・ジェンダーフリーの定義としては、
「従来の固定的な性別による役割分担にとらわれず、男女が平等に自らの能力を生かして自由に行動・生活できること」といったものです。

つまり、『男だから!』とか『女だから!』というのは差別・不平等にあたるのです。

今後日本の中学や高校でもこのような権利が認められ、もっと自由になる将来は近いかもしれませんね!

 

ジェンダーレス制服についてのまとめ

それでは今回紹介した「ジェンダーレス制服」についてまとめてみました。

  • ジェンダーレス制服を採用している学校では、男子生徒のスカートの着用は可能
  • 大手制服メーカもジェンダーレス制服に対応できるよう様々な商品を展開している
  • ジェンダーレス制服を採用する流れは近年確実に増えてきている

以上です。
本人が自由に選択できる権利を認めるという事は素晴らしいことですので、これからもジェンダーレスに対する動向に注目していきたいと思います!!
 

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