バンダイナムコグループの「ガンダムプロジェクト」の一環として、2022年4月開業予定の三井ショッピングパークららぽーと福岡に実物大1/1スケールの”ν(ニュー)ガンダム”「RX-93ffνガンダム」が設置されました。
2021年12月22日にその全貌が公開されると同時にガンダムファンからは歓喜の声が数々あがっていますが、様々な疑問の声も多くあがっています。
今回はその疑問の中で、
- なぜカラーリングが鮮やかな青い色なのか?
- なぜファンネルの形状が違うのか?
について解説します。
ららぽーと福岡ニューガンダムのデータ詳細は?
ν(ニュー)ガンダム「RX-93ffν」DATA
- 立像名称:実物大ν(ニュー)ガンダム立像「RX-93ffνガンダム」
- 設置場所:三井ショッピングパーク ららぽーと福岡
- 住所:福岡市博多区那珂 6丁目 23-1 他
- 高さ:最高部24.8m(頭頂部 20.5m)
- 表面積(縦横高さ):1129.6㎡
- 敷地面積:約167.3㎡(直径 14.6m)※立像周囲の円形敷地面積
- 重さ:立像本体:80t(基礎梁除く)
- 材質:構造:鉄骨造、仕上げ:FRP
- 稼働箇所:右肩部(右腕ごと)、頭部
【ららぽーと福岡のmap】
今回、ららぽーと福岡に設置されたニューガンダムの原型は1988年に公開されたオリジナル劇場版映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場する「RX-93νガンダム」です。
同作品に登場するニューガンダムは、スタイリッシュなデザインと搭乗キャラクターとのドラマティックな親和性から、現在も国内外で高い人気を誇ります。
今回の「RX-93ffνガンダム」は、新たにロングレンジ・フィン・ファンネルを装着し、彩度の高いトリコロールのマーキングで表現されています。
また、可動箇所が右肩部、頭部となっていますが、まだ詳細は明らかになっていないので楽しみですね。
なぜカラーリングは青いの?
今回のららぽーと福岡に設置されたニューガンダム「RX-93ffνガンダム」を見た方のほとんどはなぜ胸や足元の部分のカラーリングがあんなにも鮮やかで青いのか?と疑問を持った方も多いのではないでしょうか?
実際のニューガンダム「RX-93νガンダム」のカラーリングはこのような濃紺のイメージが一般的です。
そしてSNSを中心にカラーリングの青の違和感については多くの疑問の声が上がっています。
ららぽーと福岡のνガンダム、青の違和感が半端ないから気になってるんだ・・・
なぜあんなにも鮮やかに青い・・・— こんぶ (@conbmax) December 22, 2021
このように青に対する疑問の声が多々挙がっていますね。
https://twitter.com/FiluGe8/status/1473562693202485251
では、なぜ今回のニューガンダムはこのような鮮やかな青い色になったのか?という答えについて紹介します。
「機動戦士ガンダム」シリーズの総監督を務める富野由悠季さんが監修し、平和への願いを込め赤、青、白の3色(トリコロール)を使った。
つまり、今回のニューガンダムは、平和の願いを込めて赤、青、白というカラーリング配色にしたわけですが、元々の濃紺だとトリコロールカラーを表現できないために、あえて鮮やかな青い色に変更したということです。
そのため、今回のニューガンダムも「RX-93νガンダム」とはせずに「RX-93ffνガンダム」と名称を当てて変更して区別しているわけです。
なので、一般的なニューガンダムとららぽーと福岡の鮮やかで青い色が特徴的なニューガンダムは別物として認識した方が良さそうです。
そうすれば、この青さも納得が出来ますよね??
なぜファンネルが違うの?
カラーリングの違いと並んで疑問に思った方も多いファンネルの違い。
ファンネルとは無線式のオールレンジ兵器で、正式名所はファンネル・ビット (Funnel Bit) と呼ばれるものです。
つまりガンダムが装備している武器になります。
左が「RX-93νガンダム」のファンネル
右が「RX-93ffνガンダム」のファンネル
このように形状自体が全く異なります。
今日帰りにららぽーと見たけどやっぱりあれνガンダムなんや
ファンネルの形も違うし、色もガンダムベースやけんゼータかと思ったわ— なるでぃお (@GGGKing326) December 22, 2021
では今回、なぜファンネルの形状を変えたのか?という答えについて紹介します。
簡単に説明すると、建築基準法に引っかかるため。
建築基準法とは、国民の生命・健康・財産の保護のため、建築物の敷地・設備・構造・用途についてその最低基準を定めた日本の法律です。
もし、本来の「RX-93νガンダム」のファンネルの形状にしてしまうと、建築基準法に違反することになり法律的に捕まってしまいます。
また、台風やその他の災害が起こった場合にファンネルがぶっ飛んでしまう恐れもあり、そのような最悪の場合を避けるためにも今回、建築基準法に違反しない範囲内で新しいファンネルのデザインをしたことになります。
つまりそういった意味でもカラーリングと同じく今回のニューガンダムは「RX-93ffνガンダム」と区別しているわけですね。
まとめ
今回は2022年4月に開業予定のららぽーと福岡に設置される実物大1/1ν(ニュー)ガンダム「RX-93νガンダム」の様々な疑問について紹介しました。
- カラーリングは平和の象徴を表すために鮮やかな青のカラーに変更
- ファンネルは建築基準法をクリアするためにデザイン変更
- この2つの変更点により元々の型式と区別するために「RX-93ffνガンダム」とした
西日本地区初の設置とあって、九州のファンにとってはとても嬉しく今から完成が待ち遠しいのではないかと思います。
また福岡以外にも全国各地に設置される日が来ると思いますので、これからの「ガンダムプロジェクト」の動向も非常に楽しみです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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