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柔道3位決定戦の仕組みを解説!敗者復活戦に出場できる選手は?

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柔道3位決定戦の仕組みを解説!敗者復活戦に出場できる選手は?

オリンピックの柔道では敗者復活戦・3位決定戦というものが存在し、その最終的な勝者2名に対し銅メダルが授与されます。

この敗者復活戦に出場できる選手に関して、いまいちその仕組みを理解できない方も多いのではないかと思います。

今回はオリンピック柔道における敗者復活戦、3位決定戦の仕組みについて図を用いてわかりやすく解説します。

オリンピック柔道における敗者復活戦とは?

オリンピックの柔道競技において敗者復活戦というものが存在します。

敗者復活戦とは、一度は競技に敗れた競技者を再度戦わせ、その一部を次回戦等へ進出させるために行う競技システムのことを言います。 英語では「Consolation(コンソレーション)」などと呼ばれています。

柔道における敗者復活戦制度は、2009年8月以前の世界選手権までと2009年8月以降の世界選手権で仕組みが異なっていました。

2009年8月の世界選手権まで
ベスト4の選手(準決勝進出者)に直接対決で敗れた選手

2009年の世界選手権以降
準々決勝以降敗れた選手

以前の敗者復活戦はとても複雑なものでしたが、現在は準々決勝で敗れた選手が敗者復活戦に進出できるというとてもわかりやすいものになっています。

オリンピック柔道における敗者復活戦・3位決定戦の仕組み

それでは、現在のオリンピック柔道競技における敗者復活戦・3位決定戦の仕組みについて解説します。

まずはこちらのトーナメントをご覧ください。

オリンピック柔道の敗者復活戦・3位決定戦の仕組み(トーナメント表)

A選手からP選手まで合計16名の選手が2回戦に進出。優勝(金メダル)はF選手で準優勝(銀メダル)はJ選手と仮定します。

では、このトーナメントにおいて敗者復活戦に出場できる権利を持つのはどの選手なのでしょうか?

正解はこちらになります。

オリンピック柔道の敗者復活戦・3位決定戦の仕組み(トーナメント表その2)

2009年世界選手権以降の国際柔道大会では、準々決勝以降に敗れた選手が敗者復活戦に進出できる権利が与えらることになっています。

つまり準々決勝で敗れたA選手、G選手、L選手、N選手
そして準決勝で敗れたC選手、O選手

の合計6名が敗者復活戦に進出できます。

続いて、この6名で3位(銅メダル)をかけて対戦するわけですが、敗者不活戦は2つのトーナメントが組まれます。

オリンピック柔道の敗者復活戦・3位決定戦の仕組み(ブロック分け)

トーナメント左半分がAブロック、右半分がBブロックという感じでグループが分かれます。

敗者復活戦に進出した6名をトーナメントに表すとこうなります。

オリンピック柔道の敗者復活戦・3位決定戦トーナメント表

ここで重要なポイントが1つあります。

C選手とO選手は本戦で準決勝まで進出していますので、敗者復活戦の1回戦は戦わずにシードとなり、3位決定戦の進出が確定しています。

またA選手とG選手、L選手とN選手は本戦の準々決勝で敗れていますので、3位決定戦進出をかけて敗者復活戦の1回戦でそれぞれ対戦します。

準々決勝で敗れた選手は敗者復活戦に進出し、3位決定戦をかけて対戦する。
準決勝で敗れた選手は3位決定戦に進出し、敗者復活戦を勝ち抜いた選手と銅メダルをかけて対戦する。

オリンピック柔道の敗者復活戦・3位決定戦ーナメント表(その2)

仮に敗者復活戦の1回戦で左ブロックはA選手が勝利、右ブロックはN選手が勝利したとします。

3位決定戦の左ブロックは C選手 対 A選手
3位決定戦の右ブロックは O選手 対 N選手

がそれぞれ対戦します。

この対戦が3位決定戦と呼ばれるものです。

最終的にC選手とN選手が勝ったとします。

このC選手とN選手の2名が共に3位となり銅メダルが確定します。

 

ちなみに今回説明したの大会での最終的な順位はこちらになります。

順位 出場選手
1位(金メダル) F
2位(銀メダル) J
3位(銅メダル) C
3位(銅メダル) N
5位 A
5位 O
7位 G
7位 L
9位 B
9位 D
9位 E
9位 H
9位 I
9位 K
9位 M
9位 P

3位は3位決定戦で勝った2選手
5位は3位決定戦で敗れた2選手
7位は敗者復活戦1回戦で敗れた2選手

となるので、同位の選手が複数名誕生する結果となります。

以上が敗者復活戦の仕組み、3位決定戦の仕組みでした。

まとめ

今回はオリンピック柔道における敗者復活戦・3位決定戦の仕組みや、敗者復活戦に出場できる選手について図解を用いて解説しました。

準決勝で敗れた2名が3位決定戦を行うんじゃないの?と思った方もいるかと思いますが、オリンピック柔道で銅メダルを獲得するまでにはこのような複雑な対戦が組まれているのですね!

今回の件をまとめると、
①オリンピック柔道において銅メダルを獲得するには、敗者復活戦に進出し3位決定戦に勝利する必要がある。
②敗者復活戦に進出できる選手は、準々決勝で敗れた4名と準決勝で敗れた2名の合計6名。
③準決勝で敗れた2名は敗者復活戦1回戦はシードとなり、3位決定戦で敗者復活戦1回戦の勝者と銅メダルをかけて対戦する。
④敗者復活戦は2つのブロックに分かれるので、銅メダルを獲得できる選手は2名になる。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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