2022年12月31日に放送される第73回NHK紅白歌合戦。
今年は紅組と白組合わせて42組と特別企画の1組の出場(うち初出場は10組)が決まりましが、出場が確実視されていたアーティストの落選もいくつかありました。
この記事では、2022年紅白歌合戦の落選者一覧や選出されなかった理由について紹介します。
2023年紅白歌合戦の落選者一覧や不選出の理由はこちら
-
紅白歌合戦2023落選者まとめ(16組)!不選出の理由はなぜ?
2023年12月31日に放送される第74回NHK紅白歌合戦。 今年は紅組と白組合わせ44組(うち初出場は13組)の出場が決まりましが、出場が期待されつつも名前があがらなかったアーティストが多数いました ...
続きを見る
2022年紅白歌合戦の落選者一覧
2022年度の紅白歌合戦出場歌手の選考基準は、
「今年の活躍」「世論の支持」「番組企画にふさわしいか」
とのことでした。
各選考基準の内容を詳しく説明すると、
「今年の活躍」は、
(1)CD・DVD・Blu-rayの売り上げ
(2)インターネットでのダウンロード・ストリーミング・MV再生回数・SNS等についての調査
(3)有線・カラオケのリクエスト等についての調査
(4)ライブやコンサートの実績
「世論の支持」は、
(1)7歳以上の全国3898人を対象にNHKが行った世論調査の結果
(2)7歳以上の全国8000人を対象にNHKが行ったウェブアンケート調査の結果
「番組企画にふさわしいか」は、
(1)2022年の番組テーマ”LOVE & PEACE -みんなでシェア!”
それでは、2022年紅白歌合戦に落選した、もしくは辞退したのではないかと言われているアーティスト一覧をまとめてみました。
紅組
・AKB48
・STU48
・欅坂46
・BiSH
・松田聖子
・LiSA
・YOASOBI ※出場決定(幾田りらのみ)
・椎名林檎
白組
・Creepy Nuts
・GENERATIONS
・DISH/ /
・back number ※出場決定
・藤井風 ※出場決定
・Hey!Say!JUMP
・優里
・米津玄師
今回あげたのはSNSを中心に落選や辞退が話題となっているアーティストです。
アイドルからバンド、人気ミュージシャンとさまざまな顔ぶれが揃っています。
2022年「紅白歌合戦」落選理由は?
2022年の紅白歌合戦に出場できなかった/出場しなかったアーティスト12組の落選理由について予想を紹介します。
女性アーティスト
女性アーティストは合計で8組です。
AKB48
AKB48
【紅白出場年】2007年、2009年〜2019年(過去12回)
【2022年リリース作品】「久しぶりのリップグロス」「元カレです」
女性アイドルグループでは紅白最多出場を誇り長年に渡り人気であるAKB48。
2022年11月19日に発売した60thシングル「久しぶりのリップグロス」では、初週31.8万枚を売り上げ、オリコン週間シングルランキングで初登場1位を獲得するなど、2019年を最後に遠ざかっていた紅白の出場も期待されていました。
AKB48の落選理由として考えられるのはK-POPアイドルグループの台頭。
2022年度は、TWICE、IVE、LE SSERAFIMと3組のK-POPアイドルグループが選出されており、話題性や世論の支持で選出を逃してしまったのではないかと思います。
STU48
STU48
【紅白出場年】なし
【2022年リリース作品】「花は誰のもの?」
2017年に誕生した瀬戸内7県を拠点とする女性アイドルグループのSTU48。
2022年度は”世界平和を願うメッセージソング”である8thシングル「花は誰のもの?」が様々なチャートの上位にランクインするなど初出場の期待が寄せられていました。
STU48の落選理由は、AKB48と同じくK-POPアイドルグループの台頭ではないかと考えられます。
今年は、IVEとLE SSERAFIMの2組のK-POPアイドルグループが初選出されました。
2組のグループと比べると話題性や世論の支持が劣ったため出場を逃したのではないかと思います。
「花は誰ものもの?」は2022年度の紅白のテーマに通じていただけに残念な結果となりました。
櫻坂46
櫻坂46
【紅白出場年】2016年〜2021年(過去6回)
【2022年リリース作品】「五月雨よ」
2016年から2021年まで6年連続出場を果たしていた櫻坂46。
4thシングル「五月雨よ」はオリコン週間シングルランキングで初週推定売上39万3000枚を記録し、初登場1位を獲得するなど今年も躍進を続けていただけに残念な結果となりました。
櫻坂46の落選理由としては、こちらも同じくK-POPアイドルグループを含めた他のアイドルグループの台頭。
2022年度は、初出場のIVE、LE SSERAFIMに加えTWICE、NiziU、そして同じ坂道グループである乃木坂46、日向坂46の計6組の女性アイドルグループが出場を決めています。
ある程度ジャンルの幅を持たせるために6組に絞られた結果、出場を逃してしまったのではないかと思います。
BiSH
BiSH
【紅白出場年】2021年(過去1回)
【2022年リリース作品】「FiNAL SHiTS」「ぴょ」「愛してると言ってくれ」「ごめんね」「LiE LiE LiE」「どんなに君が変わっても僕がどんなふうに変わっても明日が来る君に会うため」「SEE YOU」「サヨナラサラバ」「UP to ME」「悲しみよとまれ」「脱・既成概念」
2021年の紅白歌合戦で初出場を果たしたBiSH。
2023年をもってグループ解散が発表されており、今年がラスト紅白でした。
2022年度は毎月シングルをリリースするなど精力的に活動を行なっており、ラスト紅白を期待したファンも多かったのではないかと思います。
BiSHの落選理由として考えられるのは2021年の紅白出場会見での不適切発言。
メンバーのセントチヒロ・チッチが「私たちの気合を見てほしい」と発言するとメンバーは円陣を組み、「せ~の、ち○ぽ~!」と“放送禁止用語”を絶叫し、多数のメディアでネットニュースになりました。
その他には、知名度の部分でもやや劣るものがあり出場を逃したのではないかと考えます。
松田聖子
松田聖子
【紅白出場年】1980年〜1988年、1994年〜1996年、1999年〜2001年、20011年、2013年〜2020年(過去24回)
【2022年リリース作品】なし
2021年の紅白歌合戦に出場が内定した松田聖子さんですが、娘の神田沙也加さんがお亡くなりになったことで出場を辞退しています。
今年の出場が期待されていましたが、現時点では出場の発表がありません。
2022年度は「Seiko Matsuda Concert Tour 2022」を開催するなど精力的に活動を行っていたようですが、一部報道では”精神的にまだ不安定の部分がある”と報じられています。
この理由が原因で出場を辞退したのではないかと考えます。
LiSA
LiSA
【紅白出場年】2019年〜2021年(過去3回)
【2022年リリース作品】「シフクノトキ」「NEW ME」「土曜日のわたしたちは」
2019年にテレビアニメ『鬼滅の刃』の主題歌「紅蓮華」が大ヒットし、紅白初出場を果たしたLiSAさん。
その後3年連続で出場しており、今年の出場も期待されていました。
LiSAの落選理由として考えられるのは、2022年度は目立った活躍がなかったこと。
これまで出場した3回とも鬼滅の刃に関連する曲を披露しており、今年は以前のような話題となった曲がなかったため出場を逃したのではないかと思います。
YOASOBI
YOASOBI
【紅白出場年】2020年〜2021年(過去2回)
【2022年リリース作品】「祝福」「ミスター」「あの夢をなぞって (Ballade Ver.)」「好きだ」「もしも命が描けたら」「The Swallow」「海のまにまに」
2020年に最大ヒットソング「夜に駆ける」で紅白初出場を果たしたYOASOBI。
2021年度も出場しており、3年連続の出場が期待されていました。
11月9日にCDリリースされた「祝福」は『機動戦士ガンダム 水星の魔女』オープニング・テーマとして採用され、「週間 デジタルシングル(単曲)ランキング」にて、通算10作目のデジタル・シングル1位を獲得するなど2022年も躍進を続けています。
YOASOBIの落選理由は、落選ではなく辞退したのではないかと考えます。
YOASOBIは12月3、4日インドネシア・ジャカルタで開催される音楽フェス『HEAD IN THE CLOUDS』への出演を控えており、来年の2023年4月には6都市12公演の初単独アリーナツアー開催も予定されています。
こういったスケジュールの都合により、2022年の紅白出場を辞退したのではないかと思います。
【12月12日 追加情報】
幾田りらさんのみゲスト出演することが発表されました。(milet、Aimer、幾田りら、Vaundyの特別ユニット)
椎名林檎
椎名林檎
【紅白出場年】2011年、2014年〜2021年(過去9回)
【2022年リリース作品】「いとをかし」
2014年から2021年までの7年連続で出場していた椎名林檎。(2020年と21年は東京事変で出場)
今年は、みんなのうたへ書き下ろした楽曲「ふつうのうた」や『おじゃる丸』の新エンディングテーマに起用された「いとをかし」など、NHKに対する貢献度が高かったため、8年連続の出場も期待されていました。
椎名林檎の落選理由は、ヘルプマーク騒動によるものではないかと考えます。
10月上旬、リミックスアルバム『百薬の長』のリリースに伴って公表されたCDの付属グッズが、「ヘルプマークと赤十字マークに酷似している」として批判が殺到し、ヘルプマークの考案者である東京都からも「早急の対応」が要請される事態となりました。
この騒動が理由で落選してしまったのではないかと思います。
男性アーティスト
男性アーティストは合計で8組です。
Creepy Nuts
Creepy Nuts
【紅白出場年】なし
【2022年リリース作品】「パッと咲いて散って灰に」「アンサンブル・プレイ」「ばかまじめ」「2way nice guy」「堕天」
フェスへの参戦や単独ライブの開催など音楽だけではとどまらずバラエティ番組の出演など多方面で活躍したHIP HOPユニットのCreepy Nuts。
紅白の初出場は当確かと言われていただけに、落選にがっかりしたファンも多いのではないかと思います。
Creepy Nutsの落選理由は、先日話題となったDJ松永の不適切発言が考えられます。
2022年11月6日に開催された早稲田大学学園祭でのライブ出演をした際に、過去に同大学のイベントサークルが起こした事件を揶揄したことで炎上した経緯があります。
こういった理由からNHK側から紅白には不適切と判断されたか、Creepy Nuts自身が出場を辞退したのではないかと思います。
GENERATIONS
GENERATIONS
【紅白出場年】2019年〜2021年(過去3回)
【2022年リリース作品】「チカラノカギリ」「愛傷/My Turn feat. JP THE WAVY」
LDH JAPAN所属の7人組ダンス&ボーカルグループGENERATIONS from EXILE TRIBE。
2019年から2021年まで3年連続で出場をしていましたが、今回は落選となりました。
2007年以来2021年までEXILEをはじめ三代目J SOUL BROTHERS、E-girlsと16年にわたって紅白に出場してきたLDHですが、ついにその記録が途切れました。
SNSを中心に「遂にLDH枠が消えたか」という声も多々あがっており話題となっています。
GENERATIONSの落選理由は、実績不足と他のボーイズグループの台頭が考えられます。
2022年は「チカラノカギリ」「愛傷/My Turn feat. JP THE WAVY」の2枚CDをリリースしていますが、売り上げ、ストリーミング再生ともに話題になるような結果が残せていません。
また、今回はBE:FIRSTやJO1が初出場を手にしており、こういったボーイズグループの台頭により出場を逃したのではないかと思います。
DISH/ /
DISH/ /
【紅白出場年】2021年(過去1回)
【2022年リリース作品】「Replay」「しわくちゃな雲を抱いて」「Brand new day」「五明後日」
俳優の北村匠海さん率いる4人組ロックバンドDISH//。
2022年度はNHK全国学校音楽コンクール(Nコン)中学校の部で15thシングル「Replay」が課題曲に抜擢されていただけに出場は確実と言われていましたが、落選となりました。
DISH//に関してはNHKに対する貢献度も高かったため、なぜ落選したのか理由がわかりません。
もしかしたら、特別枠等での追加の出演もあるかもしれません。
back number
back number
【紅白出場年】なし
【2022年リリース作品】「ベルベットの詩」「アイラブユー」
福原遥さん主演NHK連続テレビ小説『舞い上がれ!』の主題歌「アイラブユー」を歌うロックバンドback number。
近年、朝ドラの主題歌を担当したアーティストのほとんどが紅白で歌を披露していただけに、back numberの出演は当確とも言われていましたが残念ながら選出されませんでした。
back numberの落選理由は、やはり辞退なのではないかと思います。
これまでに「クリスマスソング」や「ハッピーエンド」など数多くのヒット曲を生み出してきていますが、過去一度も紅白出場をしていません。
朝ドラと言えばNHKの顔の番組でもあるので、確実にオファーはしているはずです。
2020年には『エール』の主題歌を担当し、デビュー以来一度も姿を現していなかったGReeeeNでさえ無観客ながら紅白に出場しているため、back numberの初出演も期待されました。
しかし、過去にはDream Come Tureやスピッツなど朝ドラの主題歌を担当したのに辞退したアーティストもいますので、back numberも同じく辞退した可能性が高いです。
もしかしたら、特別枠での追加の出演があるかもしれません。
【12月14日 追加情報】
back numberが第73回紅白歌合戦の特別企画で出場することが発表されました。
藤井風
藤井風
【紅白出場年】2021年(過去1回)
【2022年リリース作品】「まつり」「damn」「grace」
2021年に初出場した紅白でサプライズ生出演と紅組大トリのMISIAさんとのコラボで反響を呼んだ藤井風さん。
今年度の2年連続出場も期待されましたが、結果は落選。
藤井風さんの落選理由は、ツアーによる辞退なのではないかと考えます。
2022年12月17日から2023年2月15日にかけて全国を巡るツアー”LOVE ALL ARENA TOUR”を開催予定で、年末から年明けにかけて続くスケジュールにより出場を辞退したのではないかと思います。
【12月6日 追加情報】
藤井風さんが第73回紅白歌合戦に出場することが発表されました。
Hey!Say!JUMP
Hey!Say!JUMP
【紅白出場年】2017年〜2020年(過去4回)
【2022年リリース作品】「a r e a/恋をするんだ/春玄鳥」
今年、CDデビュー15周年を迎えたジャニーズ事務所所属のHey!Say!JUMP。
2021年度は4年連続で出場した記録も途絶え、今年こそはと思っていた方も多いとは思いますが落選となりました。
Hey!Say!JUMPの落選理由は、売り上げが低かったことが考えられます。
今回ジャニーズ枠として、SixTONES、Snow Man、なにわ男子、関ジャニ∞、KinKi Kids、King & Princeの6組が出場することが決まりましたが、上半期のCD売り上げを見てみると、関ジャニ∞とKinKi Kidsを除いて、出場する4組が上位を占めた結果となっています。
この結果から踏まえると、Hey!Say!JUMPの落選は順当なのかもしれません。
一部報道では、滝沢秀明さんの副社長退任によりジャニーズ枠が縮小された?という声もあようですが、キャスティングはかなり前から動いていると思うので、この理由は考えにくいと思います。
また、Hey!Say!JUMPは今年でCDデビュー15周年記念日のアニバーサリーイヤーで、年末から年明けにかけて4大ドームツアー”Hey! Say! JUMP 15th Anniversary LIVE TOUR 2022-2023”を開催予定です。
このスケジュール問題により出場を辞退した可能性もあるかもしれません。
優里
優里
【紅白出場年】なし
【2022年リリース作品】「うぉ」「タイムマシン」「おにごっこ」
シンガーソングライターの優里さん。
2020年にリリースされた「ドライフラワー」は2021年度年間チャートでダウンロード、ストリーミング、総合すべてにおいて年間首位を獲得。ストリーミング再生回数は5億回と素晴らしい成績を残し2021年の紅白確実とも言われていましたが、文春砲が原因?で出場を逃した経緯があります。
優里さんの落選理由は、2022年度の実績が低かったことが考えられます。
「ドライフラワー」以来のヒット曲となったフジテレビ系木曜劇場ドラマ『SUPER RICH』の主題歌「ベテルギウス」は2021年のリリースなので、今年は話題となるような楽曲がなかったため出場を逃したのではないかと思います。
米津玄師
米津玄師
【紅白出場年】2018年(過去1回・中継)
【2022年リリース作品】「M八七」「KICK BACK」
好きな日本人アーティストで不動の1位を誇る大人気シンガーソングライターの米津玄師さん。
映画『シン•ウルトラマン』主題歌「M八七」や大人気アニメ『チェンソーマン』の主題歌「KICK BACK」など今年もとても話題の楽曲をリリースしていますが、紅白不選出となりました。
米津玄師さんの落選理由は、ずばり辞退です。
米津玄師さんは普段から音楽番組の出演はいっさい行っておらず、唯一出演したのが2018年の紅白歌合戦。ただし徳島から生中継というかたちでした。
おそらく毎年のようにNHK側からオファーを受けていると思いますが、今後出演することは2度とないのではないでしょうか。
まとめ
今回は2022年大晦日に放送される第73回NHK紅白歌合戦に選出されなかったアーティストの一覧まとめ、落選理由について紹介しました。
今回紹介したアーティストが選出されなかったのは残念ですが、今年はアニメキャラとして紅白史上初出場を果たしたウタ(ONE PIECE)やボーイズグループのBE:FIRST、JO1など注目の初登場アーティストも多数出場します。
2022年度も楽しみな紅白になりそうですね。
-
【2022紅白歌合戦】初出場一覧まとめ!アーティストの曲や順番は?
2022年12月31日に放送される第73回NHK紅白歌合戦。 紅組と白組合わせて42組と特別企画の1組の出場が決まりましが、今年は10組の初出場アーティストが出演予定です。 この記事では、2022年N ...
続きを見る
最後までお読みいただきありがとうございました。