Netflixのオリジナル作品である『トラスト・ノー・ワン 消えた巨額仮想通貨を追え!』。
この作品で語られる内容は実際に起こった実話なのでしょうか?
今回は、作品の内容やジェラルド・コッテンの妻であるジェニファー・ロバートソンについて詳しく紹介します。
『トラスト・ノー・ワン』は実話?
Netflixオリジナル作品『トラスト・ノー・ワン』は実話なのでしょうか?
TRUST NO ONE: THE HUNT FOR THE CRYPTO KING
Follow a group of investors turned sleuths as they try to unlock the suspicious death of cryptocurrency multimillionaire Gerry Cotten and the missing $250 million they believe he stole from them. Premieres in 2022 pic.twitter.com/rP9iFJHkWm— Netflix (@netflix) September 23, 2021
『トラスト・ノー・ワン 消えた巨額仮想通貨を追え!』は実際に起こった出来事に迫ったドキュメンタリーで作品内で語られる内容は全て実話です。
英語版でのタイトルも同じく『Trust No One』で、直訳すると「誰も信じない」といった意味になります。
経緯について
時は2018年12月9日。
当時、カナダ最大手だった仮想通貨取引所QuadrigaCX(クアドリガCX)の創業者CEOであるジェラルド・コッテンは、妻であるジェニファー・ロバートソンと新婚旅行と孤児院の開設を兼ねて訪れたインドにて体調を崩し急逝します。
ジェラルド・コッテンの死因は持病のクローン病によって起こった合併症でした。
クローン病とは?
クローン病は炎症性腸疾患のひとつで、主に小腸や大腸などの消化管に炎症が起きることによりびらんや潰瘍ができる原因不明の慢性の病気です。主な症状としては、腹痛、下痢、血便、発熱、肛門付近の痛みや腫れ、体重減少などがあります。また、さまざまな合併症が発現することがあります。
ジェラルド・コッテンが亡くなったことは大変な騒ぎになりました。
なぜなら、仮想通貨取引所であるクアドリガCXのお金を引き出すためのパスコードはジェラルド・コッテン本人しか知らなかったためです。
その結果、数万人の顧客が合計約1億9000万ドル(当時のレートで約210億円)の資産を凍結され失いました。
顧客たちは当然、クアドリガCXに支払いを求めますが、支払不能のため2019年2月1日に破産申請をしてしまいます。
ジェラルド・コッテンの死については、今もなお多くの疑問が残るとして様々な憶測を呼んでいます。
ジェラルド・コッテンの死は偽装?
ジェラルド・コッテンの死は偽装ではないのか?実はまだどこかで生きていのではないか?と様々な憶測を呼んでいます。
その理由としていくつか挙げてみたいと思います。
まず1つ目として、ジェラルド・コッテンの死は1ヶ月後に公になったのですが、約1ヶ月半もの間、取引所の口座入金は受け入れていたそうです。なぜ公にするまでに時間を要したのか疑問が残りますよね?
2つ目は、インド当局によって発行された死亡診断書の名前のスペルが間違っていたそうです。単純にミスなのかもしれませんが、このことで計画的に死の偽装をしたのではないかという陰謀説が囁かれるようになりました。
3つ目は、ジェラルド・コッテンはクアドリガCXに入金された顧客の資産をカジノで費やすなど私的に流用していたことが分かっています。現在まで様々な方法でクアドリガCXのパスコードを解除するための試みが行われたのですが、どれも失敗に終わっており、実際に取引所にいくら残っているかは分かっていません。
その他にも、飼っている愛犬のチワワ2匹に対し100万ドル(約1億1000万円)を残すといった内容の遺書が亡くなる数ヶ月前に書かれたことなど、挙げればまだたくさん出てきます。
こういった事実によって債権者たちの不信感は募る一方となり、墓を掘り起こして検死解剖調査をするように求めていルのですが、まだ実現していません。
ジェニファー・ロバートソンのプロフィール
ジェラルド・コッテンの妻であるジェニファー・ロバートソンのプロフィールを紹介します。
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名前:Jennifer Roberson(ジェニファー・ロバートソン)
生年月日:1988年
出身地:カナダ・ノバスコシア州
ジェニファー・ローバートソンは1988年(年月日は不明)にカナダ東部の大西洋に面する州であるノバスコシア州で生まれています。ちなみに、夫であるジェラルド・コッテンも同じ年の同じ州で生まれています。
両親に関しては、母親が郵便局員として働いていたということ以外は明らかになっていません。
ジェニファー・ロバートソンは2014年の26歳の時にマッチングアプリ「Tinder(ティンダー)」を通じてジェラルド・コッテンと出会い交際を初めています。
交際当初は、バーテンダーやウェイターとして生計を立てていたそうです。
その後、資金管理会社である「ロバートソン・コンサルティング・ノヴァ」を設立しジェラルド・コッテンに代わって資金処理をしたり、不動産管理会社である「ロバートソン・ノヴァ」を設立し、不動産の買い集めを始めています。
最終的に2人は16件の賃貸物件を所有し、750万カナダドル(日本円で約7億円)を手に入れたと言われています。
2018年10月に2人は結婚します。
結婚から2ヶ月後の2018年12月、新婚旅行と孤児院の開設を兼ねて訪れた旅先のインドで、夫であるジェラルド・コッテンをクローン病の合併症により亡くしてしまいます。
それにより、ジェニファー・ロバートソンはクアドリガCX創業者の未亡人として呼ばれるようになり、現在でも世界中で彼女の動向に注目を集めています。
ジェニファー・ロバートソンの現在は?
ジェニファー・ロバートソンは現在どこにいて何をしているのでしょうか?
残念ながら、ジェニファー・ロバートソンはInstagramやTwitterといったSNSを利用しておらず、リアルタイムな情報は分かりません。
海外の情報によれば、自身の所有する家に住み、オンラインで英語を教えたりしてるそうです。
また夫の死後は3度の恋愛を経験し、現在は妊娠しているとの情報もあるようです。
ちなみに、ジェラルド・コッテンとジェニファー・ロバートソンの間には子供はいませんでした。
そして最近では、今回の一連に関する回顧録として「Bitcoin Widow」という本を2022年1月18日に出版しています。
まとめ
今回はNetflixの話題作『トラスト・ノー・ワン 消えた巨額仮想通貨を追え!』について、事件の経緯やジェニファー・ロバートソンのプロフィールや現在に関する情報を紹介しました。
事件に関する真相はまだ分かっていませんが、今後明らかになるのでしょうか?
個人的な見解としては、このまま闇のままなのではないかと思っています。
海外には本当にドラマや映画のような話が多いですね!
その他にもNetflixで配信されている作品に関する記事を掲載しています。あわせてお読みいただけると嬉しいです。
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